NASCAR2011第22戦ワトキンスグレン

グッドイヤーは16戦ソノマと同様なタイヤを持ち込んだらしく今回もピット戦術が大きく変わりました。去年までは
26周、58周の2ストップ
が正解でしたが、今年はそれが正解とは限りません。
タイヤの持ちの問題もさる事ながら燃料的にも2ストップだとギリギリのようです。結果的にほとんどの車が20周、40周、60周の3ストップ作戦を取る事になります。

一方我らがアーンハートJRさんは最初のピットを30周まで引き伸ばす作戦を取りました。これが見事にイエローに助けられて一躍上位に躍り出ます。ところが2ストップ目は58周目になってしまい、結局は3ストップ以上するハメに。ピットワークのミスのようです。レターテの顔が「やっちまった」と青ざめてましたし。
そしてジェフ・ゴードンも不可解な戦術でした。カートブッシュのクラッシュでピットイン。フルサービスして次のイエローまで走り続けました。結局 ファイナルピットストップを引き伸ばしたばかりに下位に転落。あそこは60周でピットに入った連中のタイヤが温まる62周目あたりにピットに入り2タイヤ交換がベターな戦術だと思います。

ヘンドリックがあんまりの中、優勝争いは終始トラックポジションを守り続けたカイルブッシュとマシンが決まっていたアンブローズとケセロウスキーの戦いになります。最後のグリーンホワイトチェッカーはもの凄いバトルとなりました。みんな怪我がなくて何よりですが、やっぱりNASCARの残り数周はこうじゃなくっちゃあいけません。結果はマルコスアンブローズが貫禄の(？）初優勝。残り2周は引かぬ媚びぬ省みぬ走法でカイルやケセロウスキーを蹴散らしました。


あとレース中はよく解らなかったのですが、ボリスセイドとビッフルが色々あったようで。ボリスセイドのマイクパフォーマンスが完璧過ぎました。何処のWWEのスーパースターかと。もうあんたが今日の勝者でいいよ。
一方ビッフルはチームメイトのディビットレーガンの事故を間近で目撃したからきれちゃったのでしょうねえ。そういえばレーガンは途中ガス欠してポイントリーダーでチームの先輩のエドワーズに押してもらってました。デイトナではケンゼスが最後まで裏切りませんでした。レーガンはレースでは空気ですが、車を降りると意外と誰からも好かれるいい奴なのかもしれません。