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NASCAR2011第26戦リッチモンド

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チェイスの最終枠の争いは波乱なく終わりましたが、レース自体は大荒れでした。9-11週に黙祷する理由で最初からその週にイエローが出るという段取りではなかったのか、グリーンフラッグ直後から荒れに荒れました。いつものリッチモンドはチェイス争いの邪魔にならないように自重する車が多いのですが、今回は針の穴を通すような確率でも可能性が残っていたドライバーが沢山いましたので荒れたのかもしれません。

 スタート直後にいきなりアーンハートJRがクラッシュに巻き込まれます。フロント部分にダメージを負いましたが。しかし、「一度ボンネットを開いたら閉められなくなるかも」というレターテの判断で修復無しで走り続けました。これでチェイス争いは土壇場になって面白くなりました。
ところがメナードがクラッシュ。ガレージに行った時点でJRのチェイス進出がほぼ決まったように思いました。メナードがランキング20位以下になるとJRが11位に転落しても大丈夫だからです。ところがところが、モンちゃんがカート・ブッシュとジミー・ジョンソンの熱戦に巻き込まれてスピン。これにより1勝しているディビットレーガンがランキング20位に上がります。JRはあと2ポイントでチェイス落ちまで追い詰められたのです。
 そのキーマンであったケセロウスキーはレース序盤から果敢に優勝を狙ってました。全米から「空気嫁」の視線はあったでしょうが、ペンスケさんも目を光らせていたのでしょう。10位に入ると入らないのとではチェイスでのスタート位置が違いますので。レース終盤に失速してましたが、あれもおそらく燃費レースになった時に無給油走破を狙っていたのだと思います。燃費レースとなればハムリンのチェイス落ちの目も十分に残ってましたが、レースが残り10周あたりでイエローが出て全車給油作業をこなしたため、優勝はハービックとエドワーズに絞られます。この時点でチェイス争いは波乱なしという結論に落ち着きました。結局このレース、「もしこのままフィニッシュしたら・・・誰々が逆転」という状況は一周も無かったのではないでしょうか。

 アーンハートJRの3年ぶりのチェイス進出に全米が胸を撫で下ろしましたが、最近の流れを払拭しない限りタラデガ前にはチャンピオン圏外にいると思います。ギリギリチェイスに残ったトニーやハムリンに復調の兆しがあるのとは対照的です。

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