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祝F1GP2011シーズン開幕

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 今年のF1は大変革の年になると予想します。あまりにもレギュレーションをいじりすぎているので面白いレースになるかどうかは解りません。しか し、出入りの激しいレースになるのは間違いありません。ただモータースポーツを見ているというより箱根駅伝を見ているような感じになるかもしれま せん。レギュレーション変更についてはまず大きいのは可変リアウイングです。オーバーテイクを誘発するために後ろを走る車しか使えないというルー ルには閉口しました。もうフォーミュラーカーでレースするのには限界があると言っているようなもんです。

 まあそれはさておきタイヤがピレリになった事によってレースの戦術性が高まります。ピレリタイヤはFIAの要望通りデグラデーションが大きいタ イヤをつくっているからです。これにより戦術の幅が広がりますし、シーズン序盤は誰も正解なんて分からないのでゴールしてみたらまさかあのチーム が・・・という事も起こるでしょう。シーズン終盤になるとおおよその正解は解って来るでしょうが、それでも去年までとは全く違った戦術になりま す。それはズバリ「トラックポジションを上げるにはピット作業を先手先手にしなければいけない」という点です。ガソリン給油があった時代やブリジ ストンタイヤを履いていた時代とは全く逆になるのです。分かり易く説明すると「タイヤ交換したアウトラップがインラップよりも極端に早くなる」と いう感じでしょうか。給油廃止ルールとなった2010年にもこうなる事を予測した人もいましたが、ブリヂストンの技術力と顧客無視の姿勢によって 予想が外れてしまったようです。

KERSについては「ほとんど影響ナシ」という大半の人の見方と同意見です。ただKERSは抜くためにあるというよりも燃費効率を上げるために使われると見たほうがいいかもしれません。燃費効率が上がればスタート時のガソリン量も減るので随分有利になるはずです。

とりあえず今年のF1は戦術性が高くなりそうで面白そうです。ロス・ブラウンを要するメルセデスの飛躍を予想します。

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