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凱旋門賞おしかった

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「オルフェーヴル?勝てるわけねえだろ。海外遠征スキルを上げるために行くなら池添騎手に乗せてあげるべき。」というような事を以前に言っていたので、馬場が渋っているのを聞いて焦りました。デインドリームやスノーフェアリーもいませんし、キャメロットも道悪?でしたのでスローで流れればオルフェーヴルの勝機は十分だったと思います。キャメロット陣営のラピッドが仕事をしていたので実際あのペースがスローだったかどうか解りませんが、オルフェーヴルの末脚が爆発するのに十分な展開だったのは間違いありません。最後に止まった原因はもちろん、仕掛けが早すぎです。苦しくなって真っ直ぐ走る事が出来ず内ラチにささりました。VTRを見る限り、追い出したのはオルフェーヴルが一番遅かったわけですが、この馬は手綱を緩めようものなら全力疾走するような特性があるので、4コーナーの段階で実質的に仕掛けていたと言っていいと思います。日本の馬場ならあそこで仕掛けてもトップスピードを持続してゴール出来ますが、フランスだとそうはいかないわけです。
池添騎手が乗っていてもおそらく同じ仕掛けになっていたはずなのでスミヨンが駄目だったとは言いませんが、オルフェーヴルの特徴と日本とフランスの馬場の違いを熟知していれば完勝出来ていたはずです。オルフェーヴルのお父さんのステイゴールドは現役時代、同じサンデー産駒のライバルに常にキレ負けをしてG1未勝利のまま引退の危機を迎えてました。そして引退レー スとなった香港で、残り200Mから大逆転勝利。今回のソレミアみたいな勝ち方でした。ステイゴールドは息子と全く逆で、相対的にズブいから日本で勝てずに海外で勝てたのだと思います。ステイゴールドやエルコンドルパサーの時代から10年以上立ちました。その頃からの経験が何も生かされてないと今回のレースを見て強く感じました。今回のビッグチャンスを逃した結果、きちんとロンシャン適正がある馬を出さない限り日本馬の凱旋門賞制覇はまだ先のようです。日本の現役馬で最もロンシャン適性が高いのはオウケンブルースリだと思いますが、今の状態では力負けしそうですので新たなスター誕生が待ち望まれます。

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