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京都大学カンニング事件

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京都大学の2次試験の問題をYAHOO知恵袋に投稿して逮捕されたという事件を見て皆さんは何を思ったでしょうか。逮捕の是非やモラルの問題という側面ばかり取り上げられますが、
私個人の感想としては
「携帯電話が使える状況ならYAHOO知恵袋に投稿するより他の方法があっただろうに。」
という事を言いたいです。普通は確実に問題を解いてくれる共犯者を用意しますよね。
つまりYAHOO知恵袋だと確実性が薄いのです。事実彼はこの行為でアドヴァンテージを得ていません。
彼の犯行現場を見て下さい。
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=aicezuki
一時間以内にまともな回答があったケースが何例あるでしょうかw
答えがすぐに返ってきているものは簡単な問題ばかりです。
文字入力のスピードをどんなに速くしても時間以内に回答を得られなければ文字入力した時間だけディスアドバンテージとなります。これなら携帯電話に高額の和英辞典を入れたり、数学の問題集を自炊して似たような問題の解説を読んだ方が効果的だといえます。
 京大を受験する人間にこんな頭が悪いのかと日本の将来を不安視してしまいますが、彼は普通にやっても合格不可能だったから犯行に及んだのだとも考えられます。

 私のようなおバカさんでも京大に受かるような革新的なカンニング方法なら話は別ですが、今回の件で全国の受験勉強を頑張った学生さんが憤慨する必要もありませんし、マスコミが大々的に取り上げることでもないのです。こういったカンニング対策に「机の上に携帯電話を置く」という大学も出てきたそうですが、全く意味が無いですよね。机の上に置かれた携帯がその人の唯一の通信手段である事を証明することは出来ませんから。
 今の若い人は学生の時からパソコンを使って何でも調べられます。1つの論文・文献を探すのに1日かかった私の時代に比べたら人間として驚くべき進化です。大学の単位のテストだと「何でも持ち込みOK」という条件で問題を作る講義も数多くあるそうです。つまりインターネット検索とかエクセルに計算させる事は人間の能力の1つなのです。入試もそういったものになればいいと思いますが、もし入試で何でもアリだとすると母校の先生や予備校講師とホットラインを絆ぐだけで合格出来るので難しいところです。

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