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NASCAR2011第32戦タラデガ

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ウォルトリップよくやったああ( ´∀`)流石空気が読める男(だったっけ?)。と叫ばずにはいられなかった今回のタラデガ戦。

レースの内容自体は相変わらずクオリティが落ちてますが、チェイス中だけに各陣営の戦術の違いがくっきり出て面白かったです。NASCAR側も何とか2カーパックを抑制しようと努力をしているようですし。何より「2カーパックのレースは面白くない」という認識をちゃんと持っている事だけでもヨシとしたいと思います。
 レースはいつも通り、最速のヘンドリック勢が後方に構える展開となります。もうお馴染み過ぎる展開ですが、最後に必ず仕掛けてくるので毎回ドキドキします。特にジミージョンソンはアーンハートJRを担いで上位まで昇っていく予行演習もしたので、盤石の体制のように見えました。
 ヘンドリック勢が仕掛けたように見えたのは残り20周を切ってから。これも毎回言っていますが、仕掛けが早すぎます。レースの行程の90%を消化している段階ですが、それでも早いです。隊列の長さにもよりますが、トップ10を狙うなら残り5周からの仕掛けで十分です。ところがです。ジョンソン、JR、カナウスの無線を聞いて愕然となりました。内容は「もう一回クラッシュがありそうだから、スローダウン」。こいつら学習してやがる。
そのまま突撃したゴードン=マーティンペアは案の定ズタボロになりましたが、ジョンソン=アーンハートJRはグリーンホワイトチェッカーの段階で好位置につけます。 もうこの時点でジョンソンのトップ5フィニッシュはほぼ確実と思っていましたが、ジョンソンの最終順位は26位でした。目線は優勝争いに行っていたので何が起こったのかよく分からず、もう一回巻き戻してスロー再生で確認。
 残り2周の時点でポジション的にJRが前だったにも関わらず、ジョンソン前、JR後ろという隊列に組み直しました。それだけで大きなロスです。見た感じ半周以上無駄にしています。その後大外から強行突破を謀りましたが、マイケルウォルトリップに一瞬だけブロックされます。競輪で言うところのマーク屋の仕事です。ジョンソンはアクセルを戻してゲームオーバー。ウォルトリップの一瞬の動きがジョンソンの6連覇を阻止する事になりました。ジョンソンは素直にJRを担いでおけばこういう結果にならなかったと思います。

一方チェイス争いを見るとポイントリーダーのカールエドワーズはしっかり着拾いの走りに徹して11位フィニッシュ。彼にとって鬼門だったタラデガを凌ぎ切りました。あと印象的だったのはトニースチュワートです。序盤にチームメイトのニューマンを失うも、幅広い人脈に助けられました。特にメナードは無線こそ開通しているものの、チームメイトのハービックの事を考えればトニーを押せない立場のはず。しかし、最後までトニーを押してました。これがトニーの人徳なのでしょう。他じゃこうはなりません。腹に据えていたものがあったのか、ファイナルラップの4コーナーからバッチバチの戦いをしてレースを盛り上げたクリボー=バートンや「牛丼屋でたまたま隣に座っただけ」みたいな関係のロビーゴードン=ベインとか。

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