照明がないトラックでの夕暮れ、なおかつ雨もポツポツ降って来ている中でのレースはドライバーにとって気が狂いそうな状況だったと思います。ライアンニューマンの愚痴はごもっともです。でも世界中のモタスポマニアが半年間楽しみに待っているNASCARのタラデガ戦をスンナリ雨天終了させるなんて許されません。
このレースからハムリンがスタートドライバーとして復帰しました。昔と違ってマシン上部のハッチから脱出できるので、ドライバー交代の時間が短縮されていました。概ね60秒くらいだったとおもいます。これならリッチモンドでも復帰しとけば良かったと思いますし、今後数戦もビッカーズのお世話になった方がいいかもしれません。ハムリンがチェイスに行くにはランキング20位以内に入る必要もありますが、同時に2勝が必要です。それゆえポコノまでに完調に戻す必要があるため、今は無理せず出来るだけ代役に任す方がいいと思います。
レースは2012年の流れを引き継いだ形となります。ジョンソンやケンゼスといった速い車がトラックポジション重視の戦術を取りました。2012年は後方待機策だと周回遅れのリスクが高くなっていたからだと思います。しかし、後方待機をせざるを得ないハムリンの走りを確認すると、ファーストパックから大きく離れずに走れてました。加えて1位2位に入ったドライバーも後方待機策でした。おそらく秋開催は有力どころが後方待機作を取ると予想します。
ちなみにトラックポジション重視のメリットはビッグワンの回避にあるのですが、デメリットは目立つ事です。全てのドライバーは「ケンゼス・ジョンソンを後方に追いやらない限り自分の勝利はない」と判断するからです。ジョンソン・ケンゼスとも最期はやられてしまいました。ただ、お互いチームメイトが序盤に壊滅していましたので「為す術なし」の状況だったと言えます。あえて敗因をあげるならケンゼスはエドワーズが仲間だと勘違いしていた事、ジョンソンはケンゼスを見捨てるのが半周ほど早かった事ですね。
レースは最期の最期に大どんでん返しがあったわけですが、勝因は目立たずにあそこまで来れた事です。上位を走っていた車はチームメイトといった確固としたパートナーが存在しない状態でした。ゆえにチームメイトでしっかりタンデムを組めるレーガン・ギリランドにもチャンスがあったわけです。ただ上位の車はこの2台にスンナリ道を空けていました。トップのエドワーズに到達した頃に皆が気づいたわけです。ぶっちゃげ私はデビットレーガンとギリランドがチームメイトなんて知りませんでした。
巻き戻して確認すると残り6週で起こったビックワンは2台とも紙一重で交わしていたりして、幸運が幸運に重なった勝利でした。しかし、これがタラデガです。
海の向こうのF1は未だにピレリタイアが云々と言っていますが、NASCARのタラデガ戦を見てから言うべきです。近年のタラデガはタイヤの状況というファクターが全くありません。タイヤなんて気にせず常にアクセル全開です。F1もタラデガの面白さが出せるならタイアのデグラデーションというファクターは必要ないですが、現実は違います。
このレースからハムリンがスタートドライバーとして復帰しました。昔と違ってマシン上部のハッチから脱出できるので、ドライバー交代の時間が短縮されていました。概ね60秒くらいだったとおもいます。これならリッチモンドでも復帰しとけば良かったと思いますし、今後数戦もビッカーズのお世話になった方がいいかもしれません。ハムリンがチェイスに行くにはランキング20位以内に入る必要もありますが、同時に2勝が必要です。それゆえポコノまでに完調に戻す必要があるため、今は無理せず出来るだけ代役に任す方がいいと思います。
レースは2012年の流れを引き継いだ形となります。ジョンソンやケンゼスといった速い車がトラックポジション重視の戦術を取りました。2012年は後方待機策だと周回遅れのリスクが高くなっていたからだと思います。しかし、後方待機をせざるを得ないハムリンの走りを確認すると、ファーストパックから大きく離れずに走れてました。加えて1位2位に入ったドライバーも後方待機策でした。おそらく秋開催は有力どころが後方待機作を取ると予想します。
ちなみにトラックポジション重視のメリットはビッグワンの回避にあるのですが、デメリットは目立つ事です。全てのドライバーは「ケンゼス・ジョンソンを後方に追いやらない限り自分の勝利はない」と判断するからです。ジョンソン・ケンゼスとも最期はやられてしまいました。ただ、お互いチームメイトが序盤に壊滅していましたので「為す術なし」の状況だったと言えます。あえて敗因をあげるならケンゼスはエドワーズが仲間だと勘違いしていた事、ジョンソンはケンゼスを見捨てるのが半周ほど早かった事ですね。
レースは最期の最期に大どんでん返しがあったわけですが、勝因は目立たずにあそこまで来れた事です。上位を走っていた車はチームメイトといった確固としたパートナーが存在しない状態でした。ゆえにチームメイトでしっかりタンデムを組めるレーガン・ギリランドにもチャンスがあったわけです。ただ上位の車はこの2台にスンナリ道を空けていました。トップのエドワーズに到達した頃に皆が気づいたわけです。ぶっちゃげ私はデビットレーガンとギリランドがチームメイトなんて知りませんでした。
巻き戻して確認すると残り6週で起こったビックワンは2台とも紙一重で交わしていたりして、幸運が幸運に重なった勝利でした。しかし、これがタラデガです。
海の向こうのF1は未だにピレリタイアが云々と言っていますが、NASCARのタラデガ戦を見てから言うべきです。近年のタラデガはタイヤの状況というファクターが全くありません。タイヤなんて気にせず常にアクセル全開です。F1もタラデガの面白さが出せるならタイアのデグラデーションというファクターは必要ないですが、現実は違います。