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視聴可能世帯は半分に

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 フジテレビでF1地上波終了というちょっとショッキングなニュースが飛び込んできました。BSフジを見ることが出来る私にとっては何ら構わない事ですが、もっと広い視野で物事を考えないといけません。敏感なモタスポファンなら誰もが考えましたよね「これから日本のモータースポーツはどうなるのだろう。」

日本人の認識は「F1=モータースポーツであり、F1こそがモータースポーツの最高峰」と言っていいと思います。そういう状態が20年以上続きました。だからこそF1は地上波放送を維持しないといけないと思います。F1のマイナー化は日本のモータースポーツ界の退化と言ってよいでしょう。しかしその一方でF1地上波中継はフジテレビの数少ない慈善事業でした。基本深夜番組なのですから特別なスポンサーがつかなければ放映権料を深夜番組レベルに抑えないと利益があがりません。大した視聴率が取れるわけでもないF1に数億・数十億円の放映権料をフジテレビが支払う道理がないのです。フジテレビはホンダ・トヨタ撤退後も中継を続けていましたが、やはり限界に達したのだと思います。
 フジテレビ側はFOMに毅然とした態度で値引き交渉を行うべきでした。BS放送ならいくらか安くなるので・・・という考えなら安易な着地点であり、全く評価出来ません。おそらくFOM側が殿様商売をしているという要因もあるのでしょうが、それにNOを言えるほどの実績はフジテレビ側にあると思います。そもそもフジテレビがF1放映権を買わないのなら何処の放送局が買うのでしょうか。

 私自身はBSフジになってもこれまでどおりF1を観戦しようと思います。しかし、地上波中継がなくなると新規のファン獲得は難しくなります。これが一番大きな痛手です。近い将来日本GPもなくなって、F1が一部の有料チャンネルでしか見れなくなる日も来るでしょう。
一番の解決作は「F1が面白くなる事」という状況なだけに、日本のモタスポ界はこう対応すべきという話はやめておきます。

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